『世界一やさしい依存症入門』を読んでSNS依存を止められるか
最近、Twitterのスペースに依存しています
暇さえあればスペースで人と話したくなる
一日の終わりにスペースを開かないと落ち着かない
夜遅くまでスペースしていて翌日遅刻してしまったこともある
スペース依存症とはいかないまでも、スペース中毒です。
このままではいけないと思い、依存症の本を読んでみることにしました。
当事者研究の前勉強も兼ねて。
『世界一やさしい依存症入門』の構成
複数の依存症事例を軸に、依存症の説明をしています。
①カフェインなどの市販薬依存
②大麻依存
③アルコール依存
④ゲーム依存
⑤リストカット依存
依存症にまつわる質問・相談も充実しています。
①依存症かもしれない人が身近にいたら
②依存症になったときの信頼できる大人の見分け方
③依存症の人への接し方
④家族がゲームにハマったときの接し方
⑤友人がリストカットしていたときの接し方
⑥将来的なの逃げ場の作り方
⑦心の専門家になるにはどうしたらいいか
また、依存症をとりまく歴史や、困ったときの相談先リストも載っています。
なぜ依存症になるのか
「依存症は人に依存できない病」という一文が印象的でした。
挙げられた依存症事例の共通項として、
依存症になってしまった彼彼女らの悩みや苦しみは
人と人との関係に端を発していました。
いじめを受けて自信が持てなくなってしまった子、
家で放置され学校で疎外され、夜の街に入り浸りになってしまった子
教育熱心な親の期待に応えようと無理をし続けてしまった子
優秀な姉と比較され、自分の存在価値を見いだせなくなってしまった子
著者は、依存症の根っこには3つのタイプの歪んだ人間関係があると言います。
・「否定される関係」
・「支配される関係」
・「本当のことを言えない関係」
私はこれにイマイチあてはまらないなと思いながら読んでました。
また、私が読んでいて気づいたことなのですが、
欲求を満たすために必要な行為とはズレたものに依存してしまうんだなと思いました。
・友達と仲良くしたい → もっと頑張って”普通”でいなきゃと学業頑張る →市販薬依存
というケースですが、友達と仲良くするアクションとしては、
素直に友達に気持ちを打ち明けたり、もっといろんな友達を探すアクションが必要だと思います。
学業を頑張ることは確かに大事なことですが、
「友達と仲良くしたい」という欲求を満たすためには、遠回りだと思います
依存症にならないためには、自分の欲求を素直に見つめ、(他人に迷惑をかけない範囲で)満たす行動をすることが大切なのではと思いました。
人と話す中でわかったこと
依存症が人に依存できない病ならば、人に頼ろうと、夫に話を聞いてもらいました。
すると、作業所で会話できる人がいないことにストレスを感じていることがわかりました。
自分は絵が描けなくなったのに、人の絵を見せられ、褒めなければならないことにもストレスを感じているようでした。
また、先日、とらっちさん(https://twitter.com/tanutora_88dev)が主催しているオープンダイアローグに参加しました。
普段は聞き役なのですが、相談者として今回の問題を相談しました。
結論としては、絵が描けなくなったことに強い喪失感を感じていることがわかりました。
また、フィギュアやプラモデル作りに没頭できている夫がうらやましいと感じていることがわかりました。
さらに、スペースは回によって、面白かったり面倒事があったりと、当たり外れのあるギャンブル要素があることがわかりました。
そして、スペースをするたびに私自身が自分を責めているということがわかりました。
スペース中毒をやめられたか
ここまでわかったのですが、スペース中毒は治ってません。
相変わらず時間があくとスペースしたくなるし、一日一回は開かないと落ち着きません。
ですが、オープンダイアローグで「人を求めることは悪いことじゃない」という言葉をもらって、
リフレーミングで「かまってちゃん」という自己イメージを「人懐っこい」のだと変えることができました。
夫のように一心不乱に作業に没頭するのも良いですが、
やっぱり私は、今いてくださるTwitterのフォロワーさんが大好きで、声を聞いて、なにげない話をしたいです。
これからも自分へのご褒美としてスペースを開いていきたいと思います。
翌日に影響が出ない範囲で!
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