発達のせい?双極のせい?】私の失言について
私はよく、失言をする。
以前、出会いを求めている女子の集まりで、
「彼氏が欲しいならこんなとこで集まってないで出会い探せば?」
と言ってしまい、
カチンコチンに場を凍らせてしまったことがある。
その他にも、失言したこと数しれず。
私には、その場で言ってはいけないことをポロッと言ってしまう癖がある。
そんな私の失言癖と対処法について考察してみた。
私が言う失言とは
私が今回取り上げる失言とは、主に友人、知人、仕事関係での日常会話のなかで、
・相手をひどく傷つけた
・場の空気を凍らせた
・言ってはいけないこと(タブー)を言ってしまった
・秘密を漏らしてしまった
というふうに
言われたほうがダメージを受け、
言った私自身が後悔したり、
お互いの対人関係にヒビが入ったケースを取り上げている。
なぜ失言してしまうのか?
どういう集まり・場なのか理解していない
先ほどお話しした女子会ブリザード事件だが、
あの時はやっちまったなあ〜と失言に気がついたのは、
割と後になってからのことである。
女子会に参加していた当時、
その集まり自体が単に”学生時代の友人の集まり”という認識だったため、
その場に集っていた女子が『出会いを求めているけど、勇気が出ない』という悩みを抱えていることに気づかなかったのである。
こういった場所での最適解は”共感”である。
間違っても上から目線でアドバイスなどしてはいけないのである。
このように、どういった集団、場所であるかを考慮することは、
失言を防ぐに重要な要素であることは間違いない。
個人の属性を把握していない
葬式のネタを話した後に、実はその子の父親が最近亡くなっていた。
不謹慎すぎて血の気が引く。
という出来事があった。
このように話している相手の属性によって、話す内容が不謹慎だったり相手に苦痛を与えることがあるので、
人を選ぶ話題の時は、よくよく相手の属性を確認しなければならない。
何かを否定する話をしている
とある地方の人は冷たいという偏見丸出しのトークをしている人がいた。
否定するのもめんどくさいので適当にあいづちをうっていたら、
話しているメンバーの中にその出身者がいた。
という、これまた血の気が引く話があった。
これもまた個人の属性を把握していなかったがゆえに起きた失言であるが、
そもそも差別的な発言は良くないのだ。
こういうときこそASDの空気読まなさと、ソーシャルスキルでやんわり否定したい。
自分の立場を理解していない
職場の会議でやたらと自分の発言の後に空気が固まるなと思ったら、
自分はそもそも新人だから発言を求められておらず、
そもそも上司をヨイショするための会議だった。
ということがあった。
このように、周りの場面や属性も重要なのだが、
自分がどのような立場に置かれているかも考慮しなければならない。
分かってても衝動的に言っちゃう
夫の秘密をついうっかり義母に漏らしてしまったことがある
黙ってないとダメ、嘘ついてごまかさないとダメって分かっていても
つい衝動的に言いたい欲求に負けて言ってしまった。
切に願う。
私に重要な秘密を話さないでほしい。
原因を分析すると
やっぱり私はアスペルガー
今までの話は大半が健常者が言う「空気が読めない」を細かく分解した話になっている。
やはり、問題の根底にはASDが関わっているようだ。
私からすると、ASDを持たない人が自然とこんな複雑な思考をやっていることに驚く。
空気?なにそれおいしいの?
ADHDの衝動性もあるよ!
普通、人が自分の意見を発するときの工程は以下のようだ
1.相手の話を聞く
2.言いたいことを思いつく
3.言いたいことが場に合っているか、相手がどう思うか考える
4.適切な表現を選んで伝える
私のようなADHDつよつよ人間の場合、
1〜4までのサイクルを高速でぶっ飛ばしているか
3の言いたいことを吟味する時間を省略している・短すぎる
そのどちらか、もしくは両方であるように思う。
躁状態のせいもあるかも?
私の場合、双極性障害の躁状態が強くなると、
人類みんな大好き状態になることがよくある。
そのときは距離感が近すぎる・自己開示しすぎるということもありそう。
またやたらと自信に満ちあふれているので、
意見が押し付けがましくなってしまうこともあるかもしれない。
じゃあ対策は?
衝動性には薬物治療
以前は衝動性がもっと強く、会議でじっと黙っているのが辛くて仕事を辞めたのだが、
エビリファイの注射を月1で打ってからは、衝動性はだいぶ収まった。
今はZOOMなどで話す機会があっても、じっと黙っていることができる。
(ある程度は)
これからもエビリファイの注射は続けていきたいと思っている。
今後、また衝動性が強まるようであれば、ストラテラの増量も検討したい。
アスペルガーにつける薬はない
自分で打ってて、なんて残酷なタイトルだろう…と震えた。
でも実際、アスペルガーが空気を読めるようになる薬は開発されてないんですよね。
今までも散々失言をして、人を傷つけたり信用を失ってきたが
これからも空気が読めないという本質が変わることはないので、
やっぱり失言はしてしまうものなのかなと思う。
空気が読めないなら暗記しよう
お世辞かもしれませんが、「うみうしさんはアスペに見えない」とよく言われる。
本当にそうだとしたら、「空気読み」を「暗記」で乗り切っているおかげだと思う。
「女子会の恋愛トークは、アドバイスではなく共感を」
「不謹慎ネタを言う前に、相手を確認して」
「差別発言をスルーしていると思わぬ悲劇にあう」
そういうふうに、ひとつひとつの出来事を記憶してチェックしていく。
地道にソーシャルな場面におもむいて、成功例を増やしていく。
そんなふうにして、ASDではないように擬態する。
会話は暗記ゲーム。
うみうしからのお願い
予防とアフターケア
なるべく失言をしないように予防することも大事だけど、
どうしてもどうしても、失言を0にすることはできないように思う。
なので、もし失言してしまったときの為に、
アフターケアができるように準備をしておこうと考えている。
そのためには日頃から信頼関係を築いておくことが大切だ。
失言したら報告を
このブログを読んでいるあなたがもし、うみうしと交流のある人でしたら
うみうしとの交流の中で傷ついた・ひっかかったことがあればご報告ください。
傷つきが深くて、うみうしの顔も見たくないというのであれば
報告頂かなくてかまいません💦
ですが私のせいで、あなたがつらさやモヤモヤを抱えていた場合は、
必ず謝ります。
他人の失言も理解したい
私自身、躁状態で怒りっぽくなっていたこともあり、
とあるフォロワーさんの発言に腹を立ててしまったことがある。
しかし、うみうしが失言しやすい性質であるように、
他の人も良かれと思って、うっかり失言してしまう
ことを忘れないようにしたい。
またできれば、
「私はこんなふうに貴方の言葉を受け取ったんだけど、意図は合ってる?」
と確認し合えたらいいなあと思う。
お互いに失言しないのが一番なのだけど、もし失言しても大丈夫って思ってもらえるように
うみうしは空気を作っていきたい。
このブログを読んでいる貴方も、
もしよかったら、協力してください。
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